心の顔

晁真：あはは、よだれを垂らしているのですか？
無空魂：おまえにはそう見えますか？
晁真：うーん
　　　：お腹が減っていて何かに飛びつきそうな勢いを感じます
無空魂：そうですか
　　　：空腹とはいったいなんなのでしょうね
晁真：体がエネルギーを必要といっているのじゃないですか？
無空魂：この人間界で活動するために必要なものですね
　　　：人は本当に空腹になると何かに飛びつきそうになると思いますか？
晁真：うーん
　　　：我慢する人もいると思います
　　　：わたしに見えるこの絵から感じられるものは
　　　：心を映しているのだと思います
　　　：実際にこういう顔になるではなく
　　　：こういう心になるのだと思います
無空魂：そうですね
　　　：人はこの世界に関わることで心を変化させます
　　　：この世界に人というものを存在させる意義でもあります
　　　：心を変化させるには、この世界で見て聞いて感じて考える
　　　：こと以外に重要なことがもう一つあります
晁真：なんですか？
無空魂：生きることです
　　　：人がこの世界に存在する意義は生きていることにあります
　　　：この世界に住むということは生きている証なのです
　　　：おまえにも生きている実感があると思います
　　　：生きているということはどこかで誰かと関わっているということです
　　　：おまえという存在に、誰かが影響を受けているということです
　　　：この世界は一人の世界ではないです
　　　：周りがありそして自分があります
　　　：その意味をおまえはこれから実感していくでしょうね