「どちらもまことのあなた」

真 :ムウ、なんか思った
  :文字で書き出して話しているわたしと
  :声に出して話しているわたしとは違いがあると思ったかな
  :どっちがわたしの素なのかなって思ったけど
  :ちょっとオンラインゲームをやっていたときのことを思い出した
  :あのとき色々な名前のキャラクターをやった
  :当然そのときどきで自分の中で違うキャラを演じたこともあった
  :しかし、それってどれもわたしだったのかなって
  :そのときそのときで作ったキャラがわたしだったのかなって
  :今、こうして心の中で思っているわたしもわたしだし
  :会社で人と対して話すわたしもわたしだ
  :どっちが心地いいかというと、やっぱりこっちのわたしだけど
  :どちらもわたしの素だと思う
  :人と話をするとき、心の中で思っているこのままの
  :わたしで話すのは抵抗がある
  :というか、そこまで心を許せる相手がいない
  :声に出して会話をするときはどうしても
  :心の中から出てくる自分とくいちがうことがある
  :オンラインゲームのときに文字でのチャットで話していたわたしと
  :スカイプで話していたわたしと感じが違うと思われたのも
  :そのためだったのかと今思う
  :文字でのチャットと声に出す言葉とは何か違う
  :オンラインゲームをやっていたとき
  :文字で会話するチャットが好きだった
  :たぶん、それは今も変わっていないのだと思う
  :心をダイレクトに映し出せるのが
  :文字の魅力かなって思う
  :声に出して話す言葉は強いけど
  :持続力がないし、書き留めないと消えてしまう
  :それか繰り返し頭の中で繰り返さないと覚えられない
  :文字はなんどでも読み返せれるし
  :持続力があるし、消そうと思わない限り消えないし
  :とっておこうと思ったらとっておける
  :そういうことから考えてもやっぱり文字というものに惹かれる
  :しかし、文字で書き出すときのわたしもわたしだし
  :声に出して話すときのわたしもわたしだということは
  :今思える
  :けして猫を被っているわけではなく
  :それが素のわたしだ
ムウ:そうですね
  :どちらもまことのあなたです

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